杏から作る発酵酢-簡単ステップで健康的な自家製酢を!

 

無農薬の杏をいただきました。

 

昨年もいただき、これで”お酢”を作ってみたのですが、

 

フルーティーで美味しい酢が出来たので、今年も作ってみる事にしました。

 

今ちょうどアルコール発酵が進行中なのですが、なんとそれまでの経過を写真に撮り忘れてしまい😅

 

以前の写真を載せる事にします。 

ゴメンなさい💧

 

杏(アプリコット)ビネガー

杏 500g

黒砂糖または、きび砂糖 200-300g

(果実の重さの40-60%)

湯ざまし 材料が浸る程度

酢酸菌(自然にまかせる、または生酢を少々加える)

 

作り方

杏(アプリコット)は、完熟したものを使います。表面を洗って、ヘタを取り除いておきます。

お酢を作りたい容器(ガラス瓶推奨)を準備してキレイに洗い、熱湯消毒しておきます。

 

手を洗った後、完熟の杏を素手で潰しながら、砂糖と交互に瓶に詰めて行きます。

こんな感じです。

湯冷ましを、詰めた杏がかぶる程度に注ぎ、蓋を閉めます。

 

瓶は室温に置き、毎日蓋を開けて、清潔なスプーンで混ぜながら、香りと味をチェックします。

 

植物には、天然の植物性乳酸菌が付いているので、これが砂糖を餌にして、発酵し始めます。

 

素手で杏を潰すのは、その人の持っている常在菌も、発酵にひと役かってくれるからだそうです。

 

また発酵食を手掛けていると、その人の家の中に、発酵を助けてくれる良い菌たちが、漂い始めるのだと、私の発酵の先生は言っていました。😋

 

面白いですね💕

 

瓶の中身を毎日混ぜる事で腐敗を防ぎ、菌が活気づいて発酵が均一に進みます。

 

数日すると、植物性乳酸菌は酵母菌に取って替わり、混ぜるとブクブク泡立ち、ガスが出て来るようになります。

 

味も、甘いフルーツジュースの味から、酸味のある味に変わって行きますが、腐敗ではありません。

 

発酵の進み具合は、季節によっても大幅に違います。

 

今の時期、我が家の室温は25-26℃ですが、仕込みをして3日で酸味を感じるようになり、5日目にはアルコール臭を感じるようになって来ました。

 

とても発酵が早く進んでいるようです👀

 

毎日蓋を開けて混ぜ、ガスを逃がすのを忘れないようにしましょう。瓶の内圧が高まって、開栓と同時に中身が爆発的に飛び出す事があります。

 

毎日混ぜているうちに、発酵はだんだんアルコール発酵に変わって行きます。香りが、お酒のような香りに変わって行くので、よく分かりますよ。

 

ここまで来たら、瓶の蓋は外し、サラシ布のような目の詰まった布を二重にして被せ、口を輪ゴムなどで封じます。

 

つまり、通気性の良い蓋をする、という事です。ここでガーゼなどの目の粗い布で封じると、小バエなどの小さな虫が飛び込んで来てしまうので、注意しましょう。

 

こうすると通気性が良くなるので、アルコールに惹かれた酢酸菌が、自然に中に降りて来てくれます。

 

酸素大好きな酢酸菌は、中で酢酸発酵を始め、アルコールをお酢に変えてくれるのです。

 

でも、もしなかなか酢酸発酵が始まる兆しがない時は、火入れしていない生酢を少量、瓶に入れてあげると良いですよ。

 

火入れしていない酢は、酢酸菌が生きているので、酢酸発酵を助けてくれます。

 

そのうちにアルコール臭が消えて、ツンとした酢の臭いに替わったら、手作りの杏ビネガーの出来上がりです。

 

お酢が出来上がったら、果実と種を濾し取って、お酢だけにします。

 

2-3回濾して、澱(おり)まで取り除きましょう。絞りかすは、砂糖を加えて、フルーツジャムにしても美味しいです。

😋🍴💕

出来上がったお酢は、火入れして発酵を止めても、そのまま生酢のまま使っても、どちらでも構いません。

 

酢酸発酵は、そのまま継続して行くと、理論上は、最終的に二酸化炭素と水になってしまうはずなんですが、

 

火入れしなくても、私のはそうなった事はありません。

 

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