イースター(復活祭)

 

イースターと言えば、うさぎとタマゴを思い浮かべる人が多いかもしれません。

 

でも本当のイースターは、十字架に掛けられ、亡くなられたイエス・キリストが、3日目に復活された事を記念する祝賀行事です。

 

イースターが「復活祭」と呼ばれるのは、そのためなのです。

 

私達クリスチャンは、この日イエス・キリストが全ての人々のために成し遂げてくださった、贖い(あがない)を思い起こし、深く感謝します。

 

では、贖いとはいったい何なのでしょうか?

 

この事を万人にわかりやすく説明するのはなかなか難しい事です。

 

ただイエス・キリストは、天の御父の命により、かつてこの世に生まれた最初の人から、今後最後に生まれる事になる人まで、全ての人が犯す罪、経験する病や苦難を贖(あがな)い、死を克服するために、ご自分の命を犠牲にしてくださいました。

 

つまりイエスが贖いを成し遂げるためには、ご自身が罪のないまま殺され、復活する必要があったのです。

 

そして神を信じ、自分の罪を悔い改める者には、誰であろうとイエスの贖いの効力が及ぶので癒され、赦され、

 

逆に自分の思いや行動を悔い改めない者には、何の効力も及ぼさないのです。

 

いそいで付け加えますが、この事はクリスチャンであるか否かに関わらず、全ての人に及びます。

 

神は、偏り見られる御方ではないからです。

 

かえって、神を信じていると公言しながら罪を犯す人の方が、恐らく重い罪に問われるのではないでしょうか。

 

 

彼,すなわちイエスは,世のために十字架につけられ,世の罪を負い,世を聖(きよ)め,それをすべての不義から清めるため世に来た。

御父からイエスの力の下(もと)に置かれて,彼により造られたすべての者が,彼によって救われるためである。(教義と聖約76章41-42節)

 

贖いは神が計画され、イエス・キリストを通して成し遂げられた”み業”ですから、不完全な人間である私には、到底その深い意味を理解する事は出来ません。

 

ただ、それでも考えてしまうのは、私達人間に対するイエス様の、圧倒的な深い愛と、

 

罪のないご自分のひとり子を私達のために差し出された御父が、如何ばかりの思いでおられただろうかと言う事です。

 

罪のない愛する我が子が、ご自分の目の前で、世の人々の罪のためにあらゆる毛穴から血を流すほどの苦しみを受けられ、

遂に人々の手で殺されるその瞬間も、黙って見守られた御父のお気持ちを思うと、

 

親の”端くれ”でもある私は、胸をしめつけられる思いがするのです。

 

それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終わりまで見極めることはできない。    (伝道の書3章11節( 旧約聖書 )

 

私達人の考えでは、理解出来ない神様の思いを、預言者イザヤは、このように代弁しています。

 

わが思いは、あなた方の思いとは異なり、わが道は、あなた方の道とは異なっている、と主は言われる。

天が地よりも高いように、わが道はあなた方の道よりも高く、わが思いは、あなた方の思いよりも高い (イザヤ55章8-9節)

 

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ところで、どうしてイースターにウサギとタマゴなんでしょうね❓

 

調べてみると、ウサギは多産な動物である事、またタマゴも命の始まりや再生を象徴している、など共通していて、キリスト教の「復活」と融合した、という事のようです。

皆さんは、どのようなイースターを過ごされましたか❓

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