能登半島の地震を見て実家の耐震基準が心配になりはじめた。

 

実家に戻り高齢の母と暮らし始めた

 

母と二人で暮らす事にしました。

 

父が亡くなって10数年

気丈に、ひとり暮らしをして来た母ですが、

 

本当は、我が身の行く末に対する

不安と心細さを、たびたび口にしている事を

姉はそっと私に話してくれました。

 

母は、遠くに住む私に心配をかけまいとして

電話先では、何事もないかのように

明るく振る舞っていました。

 

私はといえば、

数年前に夫を亡くしていた事もあり、

老後は、母と姉の近くで生活しようと

決めていたのです。

 

「あんたが実家に帰って来るんなら、

家と土地はあんたが引き継いでもかまわないよ、

私は住む家あるし。」

姉は、そのように言ってくれていました。

 

その実家というのは、私が小学1年生の頃に

両親が購入したもので、

 

当時40歳代だった若い二人が、薄給に負けじと

ローンを組んで、手にした家でした。

 

 

なけなしの頭金をはたいて購入手続きをしたのだ

という昔話を聞くと

 

「まあ何と無謀な!」 と思ったものです。

 

しかしその一方で

若かったからこその二人の決断に

 

感謝しています。

 

そして今、実家は築52年となり、

母は90歳のお婆さんになりました。

 

 

 

このままで大丈夫?築50年以上と古くなった実家の現状

 

実家で、母との二人暮らしが始まりました。

 

築52年の家ですが、小綺麗な母のおかげ

古くてもそれなりに片付いています。

しかし暮らしているうちに、やはりあちこち家の

不具合が目につくようになりました。

 

たとえば、玄関の引き戸の錠です。

これは昔ながらの「内締まり錠」と呼ばれるタイプ

なんですが、通常は

引き違い戸の扉が合わさっている部分の鍵穴に

ねじ締り錠を入れて回転させ、戸を締め付けて

固定します。

 

しかし、これがしっかり締まらない!と言うか、

玄関の鍵がかかったり、かからなかったりする!

 

あんまりゴリゴリねじり過ぎると、鍵の先端が

妙に削られて、もっと締まらなくなるんでは

ないかい? との心配も心をかすめるわけです。

 

それから、ガス給湯器。

壁付けの操作パネルがあるのですが、まず電源ボタンが

入ったり入らなかったりする。 そして、

お風呂の給湯温度設定中に、液晶画面が消え

ちゃったりする。

また、お風呂にお湯を投入している途中で、

気が付くと水になっていたりもする。

我が家は投入型のお風呂で、追い焚き機能が

付いていないので、

突然水が出て、たまり湯がぬるくなってしまう

というのは、都合が悪いんですよね。

 

まだまだあります。

キッチンのガスレンジ台ですが、

古すぎて、五徳が両方とも溶け崩れてしまっていて、

鍋を乗せるのに不安定なので、「五徳にかぶせる

ミニ五徳」なるものを、amazonで買って

しのいでいます。

能登半島の地震を見て、昔の耐震基準が気になりはじめた

今年2024年1月に起きた能登半島での大型地震の報道を見て

今住んでいる家で、もし南海トラフ地震が起きた場合大丈夫なのかと

気になり始めました。

 

実家には、母屋に併設して増築した6畳間があり、

母屋との天井の繋ぎ目が、いつからかブクっと

膨れて来て、母が傘の先端で突っついたところ、

そこから雨漏りが始まりました。

 

玄関外のひさしが、見た目にも不安定な感じ

がしています。

お客さんや、宅配業者の方々が来られた時に

頭上に崩れ落ちる、なんて事になってもらっては

大変事だ!と気になっています。

 

そして、何より心配なのは、この家が

耐震基準に則って建てられた家である、という事

です。床板を剥がせば下は土で、非常にカビ臭く

天井板を透かすように、黒いものが見えます。

カビが天井板の内側一面に生えているのかもしれません。

今後この家を、どうメンテナンスして行くか、

悩ましい問題です。

 

 

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